「ソーキそば」は石垣島に出かけたら欠かすことのできないグルメ!

日本国内の人気旅行先ランキングでも常に上位に選ばれる石垣島。国内でありながら南国リゾートを満喫できることに加え、観光名所やグルメも数多くあるため、年間を通して観光客の足が途絶えることがありません。そんな石垣島に出かけたら欠かすことのできないグルメが「ソーキそば」です。ソーキそばとは沖縄名物の豚骨とかつおだしのスープにきしめんのような麺を入れた「沖縄そば」に、「ソーキ」と呼ばれる豚のあばら骨肉を煮込んだものをトッピングした石垣島を含む八重山諸島のソウルフードで、別名「八重山そば」とも呼ばれています。石垣島にはソーキそばが食べられるお店がたくさんありますが、その中でもおすすめ島そば屋さん3選を挙げるとすると「八重山そば処・小松」と「島そば一番地」「なかよし食堂」の3店舗となるでしょう。

小松

小松は平成27年に開催された「第1回八重山そば選手権」の「八重山そば部門」でグランプリに輝いた店で、翌年の第2回大会でもグランプリを獲得し連覇を達成した名店です。濃厚で深い味わいスープは豚骨とかつおだしのオーソドックスな組み合わせに鶏ガラを加えたもので、褐色のスープが他のお店と一線を画しています。中太の丸麺とソーキ、青ネギを加えた一杯は、バランスの良さと濃厚ながらあっさりしてる後味がクセになる味わいです。

島そば一番地

島そば一番地は八重山そばの元祖と言われている店で、島豚を煮込んで仕上げたスープはコシのある麺との相性がバツグンです。昔ながらの島そばの味が保たれているので、老若男女関係なく幅広い世代に愛されています。

なかよし食堂

なかよし食堂は地元の方を始め観光客に人気の店で、連日多くの人で賑わっています。
こぢんまりとしたお店が多い中、なかよし食堂はテーブルやカウンター、小上がりなどいろいろな席があるので、シーンに合わせて利用することができます。豚骨よりもかつおだしの風味が強いスープで濃いめの味が好みの人にオススメです。八重山そばの他にも一品料理や定食などメニューが豊富なので、お腹いっぱい食べたい人にもオススメのお店です。

ソーキそばには「島スパイス」がおすすめ

島スパイスと言えば「ピパーツ」

これらのソーキそばはそれ自体大変おいしいものですが、これに島スパイスを加えると一味違うおいしさとなるので、ソーキそばを食べるときには是非試してみましょう。おすすめ島スパイスと言えば「ピパーツ」で、ヒバーチ、ピパーチなどいろいろな名称でスーパーなどで販売されています。実はこのピパーツは沖縄特産の「島こしょう」と呼ばれるもので、沖縄を始めとした一帯で昔から使われてきた沖縄料理に欠かせない香辛料です。ピパーツの原材料は「ヒハツモドキ」と呼ばれる南アジア原産の植物で、中国や台湾などのアジア諸国では健胃や新陳代謝の漢方薬として珍重されており、このヒハツがなまって「ピパーツ」になったと言われています。ピリッと辛い成分は一般的なこしょうに含まれるピペリンと同じもので、このヒハツモドキの実を乾燥させて煎って粉末にしたものにシナモンと八角を加えたピパーツはほのかに香る甘い香りとさわやかな辛さが特徴で、ソーキそばやゴーヤチャンプルーなどの炒め物との相性がぴったりです。

「コーレーグース」も沖縄地方を代表する島スパイス

また「コーレーグース」も沖縄地方を代表する島スパイスのひとつです。コーレーグースとは「唐辛子」を意味する沖縄地方の方言で、辛味の強い島唐辛子を泡盛に漬けたコーレーグースは沖縄そば屋のテーブルの上には必ずと言っていいほどおいてあります。ピパーツよりも辛味が強いため、こしょう感覚で入れてしまうと大変なことになってしまいますので、使うときには注意しましょう。
ピパーツやコーレーグースは新石垣島空港などでお土産として手軽に購入できるので、自宅で料理に一振りすれば石垣島の味が再現できるかもしれませんね。

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